会長挨拶

近年 毎年のように、集中豪雨による土砂崩れや、河川の氾濫など、多くの 死者を伴う大災害に見舞われてきましたが、またもや今年も九州で発生してしま いました。7月に起こった、福岡県朝倉市周辺と、大分県日田市での集中豪雨 により、40人を超える犠牲者が出てしまいました。

私ごとで恐縮ですが、今回大きな被害にあった日田市には、特に思い入れが あります。それは私が四十年前、高校を卒業してすぐ、温泉で有名な大分県別 府市という所に、三年半ほど修業に行っていたのですが、その時に今回被害に あってしまった日田市にも得意先が何軒かあり、頻繁に訪れては大変お世話に なっていたのです。日田市は街の中心に大きな川が流れ、その川沿いに温泉旅 館が立ち並び、観光の中心になっていました。そしてまわりの山々に良質な木材 である日田杉等が育成されており、林業と木工業がとても盛んな町でした。皮 肉にもそんな処に大量の雨が降り、山が崩れ、豊富な木材が大量に流れ、川の 流れがせき止められ、河川の氾濫や流木が押し寄せた事により、甚大な被害を 受けてしまいました。ニュースの映像を見て本当に悲しい思いになってしまいま した。

残念ですが昨今の気象状況では、今後も何時何処でこの様な災害が繰り返し 起こっても何ら不思議ではありません。やはり常日頃から、いざという時の備え を怠らない様にしなければなりません。

この一年も港南区工業会の様々な事業に対し、多くの会員の皆様に積極的に ご参加頂き、又ご協力を頂いた事に深く感謝申し上げます。そして港南区役所は じめ、各行政の職員の皆様にも大変お世話になっております。恒例になりました 港南区と宮城県大崎市との小学生による 「ひまわり生活体験交流」 にも、一昨 年に引き続きスタッフとして五人で参加させていただきました。今回もキャンプ ファイヤーを担当させていただいたので、前回の経験を基に、前日に丸太を加 工し井桁伏に仮組をするなど下準備を済ませ、当日夕方、張り切って野島青少 年研修センターに向かいました。しかし午後から降り出した雨がいっこうに止ま ず、皆の願いもむなしく、残念ながら中止となってしまいました。今思えば、こ の夏の二十数日間連続の記録的な長雨は、この日から始まったものでした。

梅雨の時期にほとんど雨が降らず、真夏に雨が続き気温が上がらないという、 相変わらずの異常気象は、子供たちの楽しみを奪ってしまうだけでなく経済に悪 影響が出ることもあるため、工業会としても災害時の対応を意識していかなくて はなりません。

 

平成29年9月30日 港南区工業会 会長 稲村直之

保存

保存