会員会社訪問レポート 横浜信用金庫 上大岡支店

目配り 気配り 心配り

 横浜市の経済を支える横浜信用金庫。上大岡支店の小佐野様は、お客 様のニーズに応えるため、日々学びの精神を大切にし、誠実にお仕事を こなされる方だ。

支店長 小佐野 覚


◆熱心で誠実な姿勢

小佐野様のご出身は横須賀市。しかし、昔から港南区とは関わりがあり、学生時代には上大岡でアルバイトもされていたとのことです。そのため、地域のお祭り等にご参加されるなど、日々地域との親睦を深めていらっしゃいます。

そんな小佐野様が横浜信用金庫にお勤めになられたのは、高校時代に亡くなられたお父様が金融機関にお勤めされていたことが強く影響しているそうです。最後までお父様が果たせなかった志を今度はご自身がやり遂げたい、という熱い思いの下、横浜信用金庫でのご勤務を決意されたそうです。


◆信用金庫とは

私たちにとって、横浜信用金庫はとても身近な存在ですが、「銀行」と「信用金庫」の違いとはどういった点なのでしょう。そうお尋ねした際、小佐野様は、その違いは「地域性」にある、とおっしゃっていました。お仕事としては、銀行とほぼ同じだということでしたが、横浜信用金庫は、主に営業エリアで事業を営んでいる方、または在住、在勤されている方が、お客様となります。その地域に住むお客様に預金をしてもらい、そのお金を地域の方に融資し、地域の発展に使ってもらう、ということなのだそうです。

そのため、より「地域とのつながり」が求められるのだそうです。先日も、港南区工業会主催のボウリング大会にご参加されたようで、上大岡支店の職員さんが優勝されたことを、嬉しそうにお話しなさっていました。


◆誰にとっても信頼の置ける企業であるために

上大岡支店は、駅から少々離れている分、様々なサービスを行うこと、また、親切、丁寧かつ面倒見の良い信用金庫であることが大切なのだそうです。そのため、定期的に地元の様々な企業やお店などを訪問し、困りごとや要望などを事細かに聞き入れ、それぞれの目的に合った融資の形、また、サービスを提供するようにしていらっしゃるとのことでした。また、お客様とお話しする際には、誠意ある姿勢でお話しすることはもちろん、最近の経済界のニュースなど世の中の常識を知っておくことは当たり前で、さらに、例えばゴルフが好きなお客様がいらっしゃったら、それに関連づいたお話をする。そのようにして、会話が円滑に進められること、つまり、コミュニケーションを上手にとることはお客様の信頼に直結するのだと、小佐野様はおっしゃっていました。

そして、最近はご高齢のお客様も多いため、窓口業務では、ご高齢の方を座るタイプのカウンターへ誘導するなど、お客様一人ひとりに対して、臨機応変な心配りをすることを常に意識しているそうです。


◆仲間への思いやりの精神

横浜信用金庫では、お仕事で必要となる資格を職員さんが取得するために、定期的に試験を実施されているとのこと。小佐野様は、支店長という指導者の立場として、結果が勿論一番大切だけれど、その過程も大切にしたい、という思いの下、アドバイス等を積極的に行われているそうです。

また、職員さんのみでの運動会等も横浜信用金庫では行われているとのことで、お客様のみならず、仲間に対しても温かい企業であることを感じました。


◆仕事への誇り

「お仕事をされていて、一番やりがいを感じるのはいつですか?」とたずねると、小佐野様は、「融資をした後に、『助かったよ、ありがとう。』と言われると、よかったな、と思います。」とおっしゃっていました。

親切、丁寧に様々なニーズに応え、地域に寄り添う温かい横浜信用金庫様の今後のご活躍を願っています。

■会社概要

会 社 名:横浜信用金庫 上大岡支店
支 店 長:小佐野 覚
所 在 地:港南区上大岡西2丁目15-23
電   話:045-842-6121
取 材 日:2019年9月


[取材後記]

 小佐野様は、終始テンポ良く様々な質問に答えてくださいました。初めての取材で緊張していた私たちでしたが、小佐野様の相手を引き込むお話のされ方に、次第に緊張も解け、充実した取材を行うことができました。
小佐野様のそういった素敵なコミュニケーション能力が、地域と横浜信用金庫の信頼関係の一つの大きな懸け橋になっているのだと感じました。


取 材 : 矢部大智(横浜商業高校2年) 佐藤明日香(横浜商業高校2年) 

 


 

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