会員会社訪問レポート  新倖機材株式会社

人と知り合える事が一番の財産
お話を伺ったのは、港南区野庭町に事務所を構える新倖機材株式会社の代表取締役の橋爪重信様です。事業内容からお仕事取り組む上での考え方、人生の教訓まで、たくさんのお話をして頂きました。

代表取締役 橋爪 重信

取材:松崎祐子(横浜商業高校3年)
写真:平野真由

●事業に対するスタンス~取捨善択
「お客様の利益につながる事を第一に考える」というスタンスで、お客様の要望に沿って事業提案や設備の改修、導入等のサポートをされています。何が必要で何が必要でないかを見極め、時にはお客様に「不要ですよ」と伝えられる営業をすることで、お客様にとって本当の意味での利益につながるようにしています。

海釣りやゴルフも大好きな橋爪社長
 
●同じ時間を共有できる事が財産
港南区工業会に参加することでメリットになることはありますか?と質問したところ、「メリットのある無しで参加しているわけではない」とのこと。それよりも、同じ会に入っているからこそ会える人がいること、たわいのない話や交流するからこそ出てくる本音。そういう時間が何よりの財産だそうです。「メリットを受け取るのではなく、自分からメリットを人や会に与えることができたらいいな」とおっしゃっていて印象的でした。

オーバーホール後中国「無錫」に設置された成形機
 
●あいさつは商売の基本
私の高校の先輩でもある橋爪社長から教わった人生教訓のひとつです。商売の基本は明るくて、あいさつができること。「会った人に、おはようと言えるのが何にでもつながる」「散歩している時にあいさつしているとだんだん波及してお互いを知る事ができていく」と体験を交えたお話をしていただきました。
もう一つ教わったのは、「自分の利益ではなく、相手の利益を考えて、誠意を持って接することでよい流れができてくる」ということです。
「最初は意識してはじめたが、今では自然とそうするようになった」とおっしゃっていて、意識せずにそういった姿勢を保てるのはすごいことだと思いました。

ラインを組み工場全体に配置したFA搬送ライン  

 

 

■取材後記
橋爪社長のモチベーションの保ち方は、「運がいい」と思うこと。絶好の時有頂天にならず、不調の時卑屈にならないことで「運」がうまれるとのこと。経済が激動する厳しい社会情勢を経験してきたからこその秘訣をたくさん教えていただけて、私にとって忘れられない取材になりました。そして私も相手にとって良い結果をもたらすような行動を自然にできるようになりたいと思うのでした。

 

■会社概要
商号 新倖機材株式会社
代表:橋爪 重信
住所:本社 横浜市港南区野庭町688-4
工場 横浜市南区白金町2-25
電話:本社 045-845-3892(代表)FAX:045-844-2517
HP:http://www.shinkouk.com
事業内容:○FA/搬送ライン
○各種自動機及び合理化装置
ロール式シリコン塗布装置
真空注型機
真空成型機製作 ほか
○冷暖房、空調設備、工作機械、工具
○油圧、空圧機器、関連商品
○電気装置
○注型材料(シリコン、ウレタン樹脂、合成木材など)
※販売・搬入据付、配管工事、保守の修理
取材日:2009年10月
取材:松崎祐子(横浜商業高校3年) 写真:平野真由