会員会社訪問レポート  株式会社 野庭

配管工事のエキスパート
今回ご紹介するのは、港南区上永谷町に会社を構える『株式会社 野庭』様です。事業内容のご説明から工業会や地域との主な関わり等、取締役部長の永重様からお話をお聞きすることができました。

代表取締役:岡田 秀昭


取材:佐藤大伍(法政大学4年)、内田愛梨(横浜総合高校3年)
写真:広報情報部 斉藤 保

 

◆野庭のお仕事
今回取材に伺った『株式会社 野庭』様は、主に横浜市など自治体からボイラーやポンプの配管工事等を受注し、小中学校や工場などで工事を行うのが仕事だ。
永重様は以前勤めていた大手半導体メーカーでの転勤を期に『株式会社 野庭』へ転職した。職種はガラリと変わったが、前職の何ミクロンという単位の仕事の経験を活かせたり、もともと機械が得意だったこともあり、躊躇はなかったそうだ。今年で入社11年目を迎え、取締役部長して重要な役割をになっていらっしゃる。

永重健一取締役部長
 
◆安全管理とコストダウン
仕事をする上でのモットーは「安全第一」。作業日の朝には必ずミーティングを行い、その日の作業を確認し、安全には十分に気を付けて作業に取り掛かる。そして昨今の厳しい価格競争に対抗するため、腕のいいベテラン従業員のノウハウや技術で効率性を高めて工期を短縮するという。人件費を抑えるほうがコストダウンのように思えるが、技量が未成熟であるが故に工期が長くなってしまう。ベテラン従業員を雇うことで、コストダウンと安全を高める両立を図っている。
工期は工事によって異なるが、基本的に1~2ヶ月、長いもので稀に6ヶ月ほどかかることもあるという。また、同じ工事関係の会社であっても、専門性により他社に協力を依頼するケースもある。そういった時には工業会でのお付き合いのつながりが生きることも多いそうだ。

社屋外観
◆野庭の地域貢献活動
『株式会社 野庭』様は、これまでに何度か、工業系の高校生向けにインターンシップの受入れを行っており、若者に就業体験の機会を与えている。また、先の東日本大震災の時においては、震災直後の停電の影響で水が使えなくなった近隣の老人ホームへいち早く駆けつけ、ボランティアとしてポンプ給水などによるライフラインの確保を行ったとの事だ。
永重様のご趣味は、テニスやゴルフ、釣りなど多岐にわたるが、最近はもっぱら子どもの遊び相手が中心とか。4歳になるお子様は、キャラクターごっこに夢中らしく育メンとしても大活躍の毎日のようです。

汚泥かき寄せ機スプロケット
(約φ1000mm)交換



ポンプ分解整備作業の様子


 


アットホームな事務所の様子 

 

■取材後記
『株式会社 野庭』様は自然豊かな場所にあり、空気が澄んだ静かな中、終始 和やかな雰囲気で取材させていただきました。お子様の事を話す永重様は、とても優しい表情になるのが印象的でした。

 

■会社概要
商号:株式会社 野庭
代表取締役:岡田 秀昭
住所:〒233-0014 横浜市港南区上永谷町4587-22
電話:045-841-2741  FAX:045-844-7739
事業内容:ボイラー、ポンプ、配管工事等関連工事設計施工 
取材日:2011年5月
取材:佐藤大伍(法政大学4年)、内田愛梨(横浜総合高校3年)
写真:広報情報部 斉藤 保